はじめに
「終活」と聞くと「まだ早いのでは?」とか「縁起でもない」と思われる方が多いですが、実は人生を安心して過ごすための前向きな準備です。特に40代・50代の女性にとっては、親の健康や介護が現実的なテーマとなり、終活が身近に感じられる年代でもあります。
私自身も親の介護に関わる中で、「もっと早く話しておけば良かった」と思う場面が少なくありません。この記事では、無理なく始められる“やさしい終活”の始め方をご紹介します。
終活を始めるメリット
- 親が望む暮らし方や医療方針を共有できる
- 財産の所在や手続きを事前に把握できる
- 家族の間で余計なトラブルを防げる
終活は「死への準備」ではなく、「安心を得るための準備」です。
ステップ1:話しやすいテーマから切り出す
親に「終活をしよう」と伝えると抵抗される場合も。そんな時は、日常的な話題から始めましょう。
- 「もし入院したらどこの病院が安心?」
- 「保険証券ってどこにしまってある?」
- 「大事な通帳や印鑑の保管場所を教えてもらえる?」
小さなきっかけが、自然と終活への第一歩になります。
ステップ2:エンディングノートを活用する
最近は書店やネットで簡単に手に入るエンディングノート。これを一緒に眺めながら、「これなら書きやすそうだね」と自然に会話を広げられます。
ポイントは「全部を一気に埋めなくてもいい」ということ。気軽に1ページから始めましょう。
ステップ3:専門家に相談するタイミングを決める
財産の分け方や相続税、介護と相続の関係など、家族だけでは解決が難しいテーマも出てきます。そんな時は、相続診断士やFPなどの専門家に早めに相談することで、スムーズに進められます。
まとめ
終活は「縁起でもないこと」ではなく「安心を贈る準備」です。親子で小さな会話から始めるだけでも、未来の安心につながります。ぜひ今日から、一歩を踏み出してみませんか?
私は上級相続診断士としてエンディングノートの作成のお手伝いをしています。
▶︎ [ご相談・お問い合わせはこちら]